寝技を主体とした柔道。
高専柔道(こうせんじゅうどう)は、戦前の旧制高校や専門学校で行われていた、寝技の攻防を極限まで重視した柔道です。立ち技から直接寝技に引き込むことが認められており、寝技での膠着(こうちゃく)を許さず関節技や絞め技で決着をつける独自のスタイルを築き上げました。戦後の学制改革により大会自体は消滅しましたが、その伝統は現在、北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学の「七帝柔道(七大学柔道)」として受け継がれています。主な特徴と講道館柔道との違いは以下の通りです。
講道館柔道との主な違い
寝技への引き込み: 立ち技から自ら寝技に引き込んで戦うことが認められています。
「待て」の制限: 寝技の攻防が続いている間は審判が「待て」をかけず、極められるか立ち上がるまで長時間続けられます。
優勢勝ちの廃止: 試合は引き分けか「一本」のみで決着をつける(あるいは審査員の判定で勝敗を決める)ことが一般的でした。 [1, 2, 3, 4, 5]
高専柔道の歴史と関連する格闘技
1914年から開催された全国高等専門学校柔道大会で独自の発展を遂げ、全国の学生を熱狂させました。現代のブラジリアン柔術(BJJ)の寝技体系と非常に親和性が高く、共通する技術や戦略が多いことでも世界中から再評価されています。